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Web Beagle シリーズ

ロードバランサ
Web Beagle 400B/500B/600B

L7の負荷分散対応!
Web Beagleシリーズは標準1セット2台の冗長構成!
使いやすさ・お求めやすさはそのままに新機能追加
L7負荷分散/新しいGUI/ボンディング接続(600B)

Web Beagle 400B/500B/600Bシリーズ

新しい Web Beagle はより高度なバランシングでサーバー負荷を軽減

近年、通信環境の改善やスマートデバイスの普及により、Webコンテンツへのアクセスが増加しています。
そうした中、サービスの規模に関わらず、急激なトラフィックの増加やトランザクションの集中にも対応できる環境構築は必須であり、インフラ構築における大きな課題になっています。

Web Beagle 400B/500B/600BのL7ロードバランサは、従来のポート番号やIPアドレスを元にしたL4レベルでの負荷分散に加え、アプリケーション層(第7層)の情報を用いたL7レベルでの高度な負荷分散が可能です。
また、SSLオフロード機能によりWebサーバーへの負荷を軽減させることができます。

Web Beagle の最大の特徴は標準構成で2台1式となり、冗長構成機器としては非常にコストパフォーマンスの高い製品です。

Web Beagle 400B/500B/600B 「L4/L7ロードバランサ」主な特徴

・多様な負荷分散アルゴリズム
ラウンドロビン、重み付けラウンドロビン、リーストコネクション(最小接続)、ファーステストレスポンスタイム(最速応答)等のアルゴリズムによる負荷分散処理が可能。

・Web管理画面デザインをリニューアル
従来のWeb BeagleのWeb管理画面デザインをより見やすく使いやすく刷新。

・トラフィック、負荷分散状況をグラフにて可視化
Web Beagleのシステム状況(CPU,メモリ,HDD,トラフィック)をグラフ表示し過去の負荷状況も確認可能。
また、各Virtual Server毎のトラフィックや負荷分散状況もグラフにより可視化。

・SNMPマネージャ連携強化
各Virtual Server毎のトラフィックや負荷分散状況を拡張MIBにて取得可能。
SNMPマネージャソフトにて一元管理が可能。

・SSLオフロード
SSLの暗号化/復号化処理機能Web Beagleが代理することでバックエンドサーバの負荷を低減。

・L7ロードバランサのセッション維持
L7ロードバランサではIPベースに加えてアプリケーションレイアのCookieベース、SSLセッションIDによるセッション維持が可能。

・ヘルスチェック
バックエンドサーバの稼働状況を、PINGレベルだけでなく、アプリケーションレベルでも定期的に確認します。

・ネットワークポート冗長化(Web Beagle 600Bのみ)
ネットワークポートを冗長化対応なため、冗長化ネットワークへの導入が容易です。

L7の負荷分散に対応

L4負荷分散エンジンはLVS(Linux Virtual Server)を採用
L4の負荷分散エンジンであるLVSは非常に高い パフォーマンスを発揮するDSR構成に対応します。また、NAT構成、透過型構成にも対応。さまざまなシステム構成に 柔軟に対応可能です。

L7負荷分散エンジンにHAProxyを採用
新しく追加されたL7負荷分散のエンジンにHAProxyを使用することで、cookieによるセッション維持が可能になりました。今までのWeb Beagleでは接続元IPアドレスでしかセッションを維持することができず、IPアドレスが変更されるスマートフォンではセッション維持ができませんでしたが、ついにスマートフォンでも セッションを維持することができるようになりました。
また、SSL終端機能を使えば、クライアントとWeb Beagle間をhttps通信させWeb Beagle間をhttp通信させることにより、各ノードサーバにSSL証明書をインストールしなくともよくなります。そして各ノードサーバの負担も減らすことができます

冗長化機能

Web Beagle2台で冗長化構成(アクティブースタンバイ構成)を構築となっており、ロードバランサが単 一故障点とならない構成になっております。 冗長化構成の対応も追加ソフトウェアなどは必要なく、同一機種を二台接続し、Web管理画面から設定を行うだけで使用できます。 ロードバランサの故障や、ロードバランサ接続ネットワークに不具合が生じた場合、自動的にスタンバイ機にフェイルオーバーが発生し、負荷分散サービスを継続することができます。
冗長設定はマスター機器に設定を入れることによりスタンバイ機器に同期される仕組みとなります。

ボンディング接続に対応(Model 600B)

従来のWeb Beagleでは、マスター機側のネットワークポートに接続しているスイッチ・ネットワークケーブルなどが故障または損傷した場合、スレーブ機側へ自動的に切り替えてバランシングを行い通信中の接続は切断されていましたが、新しいWeb Beagle Model 600Bでは、ネットワークポートを冗長化しているため、通信が切断されることなくサービスを継続することが可能です。

Web Beagle に蓄積された各種ログデータをグラフィカルに可視化

新しいWeb Beagleは、内部に蓄積されたログデータをグラフィカルに可視化します。
機器や仮想サービスの状態を直観的に把握することができます。
あなたのサービスの監視や分析に非常に役に立つでしょう。

管理画面

ロードバランサの主要機能

L4負荷分散方式
L4の負荷分散方式としては、以下の5種類の分散方式をサポートしており、サーバー構成に応じて適切な分散方式を選択可能です。
・ラウンドロビン方式・重み付けラウンドロビン方式・最小コネクション方式・重み付け最小コネクション方式・ソースハッシング方式
・最速応答時間方式

L7負荷分散方式
Web BeagleがサポートするL7の負荷分散方式は以下のものとなります。
・ラウンドロビン ・重み付けラウンドロビン ・ソースハッシング ・URIハッシング
負荷を分散させたいサービスに応じて適切な分散方式を選択することができます。

死活監視機能
各サーバーを定期的に監視し、故障が発生したサーバーは自動的に分散対象から切り離します。死活監視方法は、以下の方式をサポートしています。
・TCPチェック・Web(http,https)チェック

サーバーメンテナンス機能

負荷分散設定から、ノードサーバーの設定を削除することなく、一時的に負荷分散対象から外すことが可能です。 この操作は、Web管理画面でボタンクリックで変更できます。一部のサーバーをメンテナンスにより負荷分散対象から外す場合などに便利です。
ロードバランサ Web Beagleを導入することによりWeb管理画面から容易に負荷分散先の切り替えを行うことができますので、負荷分散用途以外に、処理を行うWebサーバーを切り替える用途として利用いただくことも可能です。

待機サーバー機能

待機サーバーは通常の運用中はWeb Beagleからリクエストを振り分けられずノードサーバーが停止(複数ノードサーバーがある場合はすべて停止)した場合にリクエストが振り分けられるノードです。各仮想IPアドレス毎に一つの待機サーバーを登録できます。

使用例 1)バックアップサーバーとしての利用
この機能を用いることによって、通常の処理を行なっているサーバーが停止した場合にのみ動作するサーバー(バックアップサーバー)を実現できます。


使用例 2) ソーリーサーバーとしての利用
複数のWebサーバーに負荷分散することで、Webサーバーの冗長性を高めることはできますが、DBサーバーやアプリケ ーションサーバーに接続している場合、これらに不具合が生じると、すべてのノードが正常に動作しない状況が発生することも考えられます。待機サーバーには、システム障害を案内する内容を表示させたり、外部DBを参照しない縮退運用用のコンテンツを設置することで、システムの不具合時の対応を自動化することができます。

管理者通知機能

Web管理画面にて設定をおこなうことにより、ロードバランサWeb Beagleやノードサーバーの状態をe-mailにより管理者へ通知できます。 また、snmpエージェントとしても動作しますので、SNMPマネージャーから統計情報を取得し管理することも可能です。

インターフェイス

製品仕様

ロードバランサ Web Beagle Model 400B/500B/600B
モデル Model 400B Model 500B Model 600B
型番 400B 500B 600B
ネットワークインターフェイス 1000BASE-T(2ポート)(注※1) 1000BASE-T(4ポート)(注※2)
ネットワークポートボンディング ×
機能 L4ロードバランシング
L7ロードバランシング
L4対応負荷分散方式 ラウンドロビン
最小コネクション
重み付けラウンドロビン
重み付け最小コネクション
ソースハッシング
最速応答時間
L7対応負荷分散方式 ラウンドロビン
重み付けラウンドロビン
最大接続数以下同一サーバー
ソースハッシング
URIハッシング(注※3)
セッション維持 (L4) セッション維持タイムアウト値による維持
(L7) 接続元IP アドレスによる維持
(L7) cookie による維持 (注※3)
(L7) SSL セッションID による維持 (注※4)
死活監視方法 TCP / HTTP / HTTPS / MySQL, ping / DNS (注※5)
仮想サービス数 8(最大)(注※6) 16(最大)(注※6) 32(最大)(注※6)
ノード数 32(注※7) 256(注※7) 256(注※7)
対応ネットワーク構成 DSR型 DSR型/NAT型/透過型 DSR型/NAT型/透過型
冗長化構成 アクティブ/スタンバイの 冗長化構成が可能(同一機種を2台用意)
使用電力 AC100V±10V(50/60Hz)
平均電力消費量 単体: 35W
冗長構成時: 70W( 2台の合計消費電力)
寸法 ケース本体: 365(D)mm X 217(W)mm × 42.5(H)mm
ラックマウントキット: 250.0(D)mm X 480.0(W)mm × 43.8(H)mm
重量 1台構成時: 約3.3kg
2台構成時: 約8.7kg(ラックマウントキット含む)
付属品 電源ケーブル(国内AC100V仕様)、Web Beagle専用ラックマウントキット、 ロードバランサ Web Beagle操作マニュアル
管理UIの動作検証済みブラウザ IE 11 (11.0.9600.18427)
Chrome (52.0.2743.116 m)
FireFox (46.0.1)
Microsoft Edge (20.10240.17146.0)

(注※1) DSR 型の場合は、ポート1 のみ使用します。
(注※2) ボンディング接続時、ポート1 とポート3 、ポート2 とポート4 がそれぞれペアになります。DSR 型の場合はポート1 とポート3 を使用します。
(注※3) L7で動作方式がHTTP, HTTPS 証明書ありの場合のみ
(注※4) L7で動作方式がHTTPS 証明書なしの場合のみ
(注※5) L4のみMySQL(TCP上の通信を負荷分散時)が選択可能。ping / DNS はL4でUDP上の通信を負荷分散時で選択可能。
(注※6) L4とL7の全仮想サービスの合計最大数です。
(注※7) L4とL7の全仮想サービスで使用するノードサーバの合計最大数です。

ラックマウントキットは前面部分のみにてラックへ固定する形状となっております。

ラックマウントキットにWeb Beagle を搭載する際に傷が付く恐れがございます。
使用の際の傷につきましては保証対象外となります。ご了承くださいますようお願い申し上げます。

Web Beagle をラックマウントキットに搭載した状態で持ち上げる場合、横方向より必ず
ラックマウントキット部分を持つようにしてください。
縦方向(サーバ前後方向)より手をかけた場合、ラックマウントキットより Web Beagle が
外れる恐れがあります。

オンライン操作マニュアル

Web Beagle 操作マニュアル (Model 400B / 500B / 600B)
※マニュアルの内容は下記でダウンロードできるPDF版と同一の内容となっております。

ダウンロード

Web Beagle バージョン リリース日付
Web Beagle Model 400B/500B/600B 操作マニュアル (PDF) 5 2023/10/3
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