独自開発サーバー専用マザーボード
QM67(Huron River)
■ radserv ZG1/Quad Beagle ZGのコアマザボードであるATW-HQM6700は当社独自開発したMini-ITX規格のサーバー専用マザーボードです。Intel® Huron River プラットフォームをベースに設計され 32nm Intel® Core™ i7/i5 プロセッサー(Mobile Sandy Bridge)に対応、Quad Coreによる画期的なマルチコア・テクノロジーによりコンピューターの電力効率を最適化し、高度なマルチコア・パフォーマンスを実現しています。Gigabit Ethernet 4ポート標準搭載、IPMI専用 Ethernetポートを装備しています。
■ 10/100/1000 Mbps Ethernet Intel® 82574L x 4つを標準装備
LANポートを標準で4個備えることでシステムの冗長構成を行いやすくしています。例えば、ウェブサーバーでインターネットへ接続するスイッチ→サーバー本体→データベース (DB)とLANケーブルでつなぐと 4ポート あればスイッチ2台、DB2台と接続することで二重化を図れます。
■ 空気の流れを遮らないエアフロー設計
エアフローを追求し構成部品の一つ一つの配置にこだわり設計されています。
遠隔でサーバーのハードウェアを 監視・管理できる IPMI を標準搭載
IPMI専用 Ethernet ポートを用いてATW-HQM6700にダイレクトにアクセスすることができます。
IPMIは、独立したプロセッサーであり、ATW-HQM6700が停止状態でも動作します。また、ボード上の各デバイスの監視や遠隔からサーバーを再起動するなどの電源管理を行うことができます。
■ KVM Over LAN
BIOS設定およびオペレーティングシステム(OS)コンソール情報に対するリモートアクセスを提供します。
■ Virtual Media Over LAN
遠隔のローカルPCに接続している光学デバイス(CD-ROM or DVD-ROMデバイス)からOSをインストールすることができます。
■ Webブラウザー管理
管理方法は遠隔からWebブラウザーのIPMI管理アプリケーションを利用しサーバーを管理操作することができます。
32nm Intel® Core™ i7/i5 プロセッサー (Mobile Sandy Bridge)搭載
■新しい32nm Intel® マイクロアーキテクチャー
■電力効率に優れたパフォーマンスの飛躍的な向上
■最適化されたIntel® ターボ・ブースト・テクノロジー
■新しいIntel® AVX 命令セットにより、浮動小数点演算を多用するアプリケーションの性能を向上
■Intel® ターボ・ブースト・テクノロジー 2.0により、仕様の上限値と比較して温度や電力に余裕がある場合、必要に応じてプロセッサーの動作周波数を引き上げます。
■Intel® HT テクノロジー により、プロセッサーの各コアが 2 つの処理を同時に実行できます。
■Intel® スマート・キャッシュは、ワークロードに応じて各プロセッサー・コアに動的に割り当てられるため、レイテンシーが大幅に削減され、パフォーマンスが向上します。
■Intel® AVX - 従来のSSEでは128bit幅だったSIMD演算をAVXを実装することにより256bit幅に拡張される。これにより並列化のしやすい処理では最大2倍のパフォーマンスを発揮します。
Intel® SSD 320シリーズ(※オプション選択)
HDDのような駆動部がないため機械的なトラブルがなく、衝撃や振動、熱にも強く圧倒的なスピードを持つソリッドステートディスク。
■ハードディスク・ドライブをしのぐ高性能
抜群の性能を発揮するように設計されたIntel® SSD 320 シリーズには、演算品質のIntel® NAND 型フラッシュメモリー製造プロセスが採用されています。Intel® SSD 320 シリーズは、卓越したスループットが実現し、従来のハードディスク・ドライブをはるかにしのぐ性能を享受できます。
■ソリッドステートは堅牢で低消費電力
従来のハードディスク・ドライブと違い、Intel® Solid-State Drive には可動部品がないため、静かで低発熱の耐久性に優れたストレージ・ソリューションが実現し、システム応答性も向上します。ブート時間、アプリケーションの起動、ファイルのロード、スリープ状態からの復帰、ベンチマークなど、いずれの処理もIntel® SSD 320 シリーズによって高速化されます。Intel® SSD 320 シリーズの場合最大 270 MB/s の連続読み出し速度、最大 220 MB/s の連続書き込み速度を実現することで、オペレーティング・システムやアプリケーションのパフォーマンスは大幅に向上します。
■安心の長期保証
Intel® SSD 320 シリーズは5年間保証で長期間に渡って安心して使えます。
高冷却を実現!
■独自開発サーバー専用マザーボードはMini-ITXサイズでサーバー内をマザーボードブロックとHDDブロックに独立させることにより理想的なエアフローを実現させました。
フロント部分に各インターフェイスを配置することによりデータセンター内でのメンテナンス性を向上させました。
2.5インチ リムーバブルハードディスクドライブ
4基内蔵
■リムーバブル2.5インチハードディスクベイ4基を前面に配置
ハードディスク交換などのメンテナンス性がさらに向上
(注:RAIDカード搭載時のみホットスワップが可能)
3.5インチハードディスク専用フロントカバー
■3.5インチハードディスク搭載時には専用のフロントカバーが装着されます。
(注:3.5インチHDDを選択された場合は、リムーバブルにはなりません)
電源ケーブル抜け防止ストッパー
■電源ケーブル抜け防止ストッパーを使用して、電源ケーブルを本体から抜けないように固定することができます。このような設計によって、安全に、安心してお使いいただけます。
海外製電源ユニットと比較して品質と保証が違います。
海外製のSeasonic社電源ユニットは1年間の保証、
日本製のNipron社電源ユニットは3年間の保証となります。
※購入から1年以上経過したものの交換は、別途作業費用が発生いたします。
■日本製電源ユニットの長寿命と高信頼性!
日本製のNipron社電源ユニットの期待寿命8.5年
低格入出力・周囲温度40℃の環境にて、8.5年の製品期待寿命の実現
(電解コンデンサ約10.3年、ファン約8.5年)
使用用途に合わせて選べるRAIDカード
ハイパフォーマンスの Adaptec RAID 5405
Adaptec RAID 5405は、業界をリードするデュアルコア RAID on Chip (ROC)を搭載、最新のx8 PCI Express接続、DDR2キャッシュの最大512MBが250,000 IO秒、1.2GB/秒のより高いパフォーマンスを提供します。
4つの内部ポートを持つUnified Serialコントローラは、ユーザのニーズに合わせてSASエクスパンダの使用により、最大256台までのSATA/SASデバイスをサポートします。RAID 0、1、1E、5、5EE、6、10、50、60、JBODをサポートするAdaptec RAID Code(ARC)及びコピーバック ホットスペア、オプションでのスナップショットバックアップを提供します。
コストパフォーマンスの Adaptec RAID 2405
ベーシックかつホスト・OSから独立したハードウェアRAID機能を提供。
高い帯域幅のI/Oアプリケーションに最適なエントリーレベルのストレージソリューション用に設計されたコントローラ。最新のデュアルコアRAID on Chip (ROC)DDR2キャッシュ、128MB搭載のAdaptec RAID 2045は、ハードウェアRAIDの拡張された機能と共にRAID 0、1、10、JBODを提供します。
4つの外部ポートを持つUnified Serialコントローラは、ユーザのニーズに合わせてSASエクスパンダの使用により、最大128台までのSATA/SASデバイスをサポートします。また、同梱のAdaptec Storage Managerは、アダプテックのすべてのホストベース及びハードウェアRAIDを1目で一括管理できるストレージ管理ツールです。
Adaptec RAID 2045は、幅広いOSサポートやオープンソースLinuxドライバーや互換性情報で、最新のPCIeシステムとの高い接続・互換性を提供します。
RJ-45ポート装備/PCI Express x8接続 10GBASE-T対応
10 Gigabit AT2 Server Adapterは、Gigabit Ethernetの10倍の通信速度を持つ 10GBASE-Tイーサネット規格に準拠したRJ-45タイプコネクタ製品です。
インターフェイス
1. シリアルポート(D-Sub9pin) × 1
2. アナログCRTポート(D-Sub15pin) × 1
3. IPMI専用ポート × 1
4. USB2.0 × 2
5. LAN 0
6. LAN 1
7. LAN 2
8. LAN 3
(※OSによって、NICの順番が異なる場合があります。)
9. ネットワークカード/RAIDカード
10. 電源スイッチ
11. リムーバブル2.5インチ × 4
内部ベイ(3.5インチHDD × 1 もしくは、
3.5インチHDD × 2 搭載可能)
ソフトウェア
radserv ZG1モデルは様々なOSに対応しております
■RedHat Enterprise Linux 6.2 Server x86_64 (注*3) (注*4)
■RedHat Enterprise Linux 6.1 Server x86_64
■RedHat Enterprise Linux 6.0 Server x86_64
■RedHat Enterprise Linux 5.8 Server x86_64 (注*2) (注*4)
■RedHat Enterprise Linux 5.8 Server (注*4)
■RedHat Enterprise Linux 5.7 Server x86_64 (注*2)
■RedHat Enterprise Linux 5.7 Server
■RedHat Enterprise Linux 5.6 Server x86_64 (注*2)
■RedHat Enterprise Linux 5.6 Server
■CentOS 6.2 x86_64 (注*3) (注*4)
■CentOS 6.1 x86_64 (注*3) (注*4)
■CentOS 6.0 x86_64
■CentOS 5.8 x86_64 (注*2) (注*4)
■CentOS 5.8 (注*4)
■CentOS 5.7 x86_64 (注*2)
■CentOS 5.7
■CentOS 5.6 x86_64 (注*2)
■CentOS 5.6
■Windows Server 2008 R2
■Windows 7 64bit
※ 対応OSについては一部の機能がOSによっては対応していない場合もあります。
[CentOSとは]
北アメリカの有名なEnterprise Linux ベンダーより無償公開されたソースコードから再コンパイルを行い開発された、エンタープライズ・クラスの Linux ディストリビューションです。CentOSは、同社の再配布条件に忠実に従って、一般公開され、コミニティーベースで100% バイナリー互換性を保つことを目指して開発されています。
[Windowsモデルを購入される場合の注意]
OSがWidowsでRAID設定の場合は、Adaptec社のAdaptec Storage Manage(ASM)がインストールされております。ASM はARRAY 状態の確認やメール通知設定などの管理が行えます。そのままご使用されることをお薦めしますが、ご不要の場合はお客様にてアンインストールをお願い致します。
[その他のOSインストールについて]
その他のディストリビューションなどのインストールをご要望される場合は別途お問い合わせください。 本モデルに関しましては、DVD-ROMはオプションとなっております。
OSの入れ換えについてはお客様の自己責任で行って頂く為、弊社では責任を負いかねます。
製品仕様
チップセット | Intel® QM67 |
---|---|
LAN |
Intel® 82574L PCI-e Gigabit LAN × 4
|
拡張スロット(前面) | PCI-Express(x8)slot × 1 (オプション選択時に使用) |
拡張ベイ | リムーバブル2.5インチベイ × 4 内部ベイ ( 3.5インチHDD × 1 もしくは、3.5インチHDD × 2 搭載可能 ) |
インターフェース | シリアルポート(D-Sub9pin) × 1 アナログCRTポート(D-Sub15pin) × 1 USBポート × 2 LANポート × 4 IPMI専用ポート × 1 |
電源容量 | 220W (Nipron社製) 250W (Seasonic社製) |
平均電力消費量 | 50W (Intel® Core™ i5 プロセッサー 搭載時) |
重量 | 約6.4kg |
環境条件 | 温度10~35℃、湿度10~90%(但し結露しないこと) |
本体寸法 | 44.45(H)×448(W)×351(D)mm |
付属品 | 電源ケーブル(国内AC100V仕様)、専用スライドレール |
(注*1) SSD SATA 2.5”120GB/ 250GB Intel 510 Series MLC SATA3.0で 4ベイすべて搭載した場合について
ATW-HQM6700には SATA 3.0 6Gポート x 2 SATA 2.0 3Gポート x 4となっているためRAID無しでSSD SATA 2.5”120GB/ 250GB Intel 510 Series MLC SATA3.0 x 4の場合、SATA 3.0 6Gポートは2つまでであり残りは SATA 2.0 3Gポートの接続になります。
RAIDカード使用した場合 SSDのTrimコマンドはサポートされません。
(注*2) RHEL5.x/CentOS5.x x86_64版でメモリを3GB以上搭載した場合は OS の仕様上、HDD の転送速度が若干低下する場合がございます。
起動時のカーネルに下記のパラメータを追加することで、問題を解決することができます。
acpi_mcfg_max_pci_bus_num=on
(注*3) OSインストール後に「pcie_aspm=off」をカーネルパラメータに追記する必要があります。
(注*4) 各ドライバはお客様のほうで都度最新のものを適用されることをおすすめします。