製品特徴
独自開発サーバーマザーボード
radserv ZG+/Quad Beagle ZG+のコアマザーボードであるATW-HQM6700は当社独自開発したMini-ITX規格のサーバーマザーボードです。Intel®Huron River プラットフォームをベースに設計され Intel®Core™i7/i5 プロセッサーに対応、Quad Coreによる画期的なマルチコア・テクノロジーによりコンピューターの電力効率を最適化し、高度なマルチコア・パフォーマンスを実現しています。Gigabit Ethernet 4ポート標準搭載、IPMI専用 Ethernetポートを装備しています。
空気の流れを遮らないエアフロー設計
エアフローを追求し構成部品の一つ一つの配置にこだわり設計されています。
遠隔でサーバーのハードウェアを監視・管理できる IPMI を標準搭載
IPMIチップをマザーボードに組み込むことで、高度なサーバー管理を実現しました。IPMIチップは、通常のKVM機能に加え、オペレーティングシステムやプログラムのインスール、各種パッチ作業などのリモートコントロール機能を搭載。また、高速なTCP/IP処理機能により、メインCPUへの負担を軽減します。さらに、VGA処理機能によって起動初期画面から監視することができ、障害原因の追及に活用できます。IPMI専用 Ethernet ポートを用いてサーバーに直接アクセスすることができます。IPMIチップは、独立したプロセッサーであり、サーバーが停止状態でも動作します。また、サーバーの各デバイスの監視やリモートコントロール機能を使用し遠隔から再起動などの電源管理を行うことができます。
KVM Over LAN
BIOS設定およびオペレーティングシステムのコンソール情報に対するリモートアクセスを提供します。
Virtual Media Over LAN
遠隔のローカルPCに接続している光学デバイス(CD-ROM or DVD-ROMデバイス)からオペレーティングシステムをインストールすることができます。
Webブラウザー管理
管理方法は遠隔からWebブラウザーのIPMI管理アプリケーションを利用しサーバーを管理操作することができます。
1000 Mbps Ethernet Intel® 82574L×4 を標準装備
LANポートを標準で 4個備えることでシステムの冗長構成を行いやすくしています。例えば、ウェブサーバーでインターネットへ接続するスイッチ→サーバー本体→データベース (DB)とLANケーブルでつなぐと 4ポート あればスイッチ2台、DB2台と接続することで二重化を図れます。
Intel® Core™ i7/i5 プロセッサー搭載
32nm Intel® マイクロアーキテクチャー
電力効率に優れたパフォーマンスの飛躍的な向上
最適化されたIntel® ターボ・ブースト・テクノロジー
Intel® AVX 命令セットにより、浮動小数点演算を多用するアプリケーションの性能を向上
Intel® ターボ・ブースト・テクノロジー 2.0により、仕様の上限値と比較して温度や電力に余裕がある場合、必要に応じてプロセッサーの動作周波数を引き上げます。
Intel® HT テクノロジー により、プロセッサーの各コアが 2 つの処理を同時に実行できます。
Intel® スマート・キャッシュは、ワークロードに応じて各プロセッサー・コアに動的に割り当てられるため、レイテンシーが大幅に削減され、パフォーマンスが向上します。
Intel® AVX - 従来のSSEでは128bit幅だったSIMD演算をAVXを実装することにより256bit幅に拡張される。これにより並列化のしやすい処理では最大2倍のパフォーマンスを発揮します。
高性能SSD 搭載可能
HDD をしのぐ高性能 抜群の性能を発揮するように設計されたSSD には、演算品質のNAND型フラッシュメモリー製造プロセスが採用されており、卓越したスループットが実現し、従来のHDD をはるかにしのぐ性能を享受できます。
高品質な日本製電源ユニットに選択可能
日本製電源ユニットの長寿命と高信頼性
日本製のNipron社電源ユニットの期待寿命8.5年
低格入出力・周囲温度40℃の環境にて、8.5年の製品期待寿命の実現
ハイパフォーマンスRAIDカード
Adaptec SATA/SAS RAID カード 6シリーズは、ハイパフォーマンス、スケーラビティ、および信頼性に定評のあるRAIDカードです。6Gbps SAS 2.0 インター フェイスに強化されたバンド幅とPCI-Express Gen2 ホスト接続により、前世代のアダプタより最大で60%速いシーケンシャルスループットを実現します。
PMC-Sierra PM8013 デュアルコアRAID on Chip により、Adapec RAID 6シリーズはホストへ最大2GB/秒の持続的なデータ転送レートを実現します。
インテリジェントパワーマネージメント - 電力を最大70%削減
インテリジェントパワーマネージメントは、アイドル状態のハードディスク・ドライブをスピンダウンさせ、アクティブなディスクにも省電力モードを提供して、ストレージの電力と冷却費用を削減します。
ハイブリッドRAIDソリューションで、パフォーマンスと信頼性を最大に
ソリッドステートドライブとハードディスク・ドライブのハイブリッドRAIDアレイは、リードオペレーションをより早いソリッドステートドライブから、ライトオペレーションをソリッドステートドライブとハードディスク・ドライブの両方から実行することによって、標準的なハードディスク・ドライブ RAIDアレイに対して、著しいパフォーマンスメリットを提供します。その結果、ライトパフォーマンスを悪化させることなくより高い秒当たりのリードオペレーションを実現し、オペレーティングシステムとすべての稼働しているアプリケーションに完全にトランスペアレントします。
サーバーの信頼を支えるテクノロジー
品質と信頼性へのこだわり
日本のお客様の高い要求にお応えするために、多彩なシステム開発で培った経験と技術力をベースとして、Rad Beagleの製造(部品受入検査・CPU組込み・装置組込み・最終組立て・出荷試験(品質管理))からサポートを、国内で実施しています。
幅広いサポートメニュー
1年間のハードウェアの標準保証対応。 また、最長5年の保守期間延長サポート
センドバック保守、先出しセンドバック保守、オンサイト保守、365日オンサイト保守と様々な保守メニューをご用意しております。
製品機能
電源ケーブル
抜け防止ストッパー
電源ケーブル抜け防止ストッパーを使用して、電源ケーブルを本体から抜けないように固定することができます。
スライド式ラベラー
資産管理番号やサーバー情報などをスライド式ラベラーに貼ることによって、サーバー本体をラックから引き出すことなく、サーバーの管理をできるようにしました。
インターフェイスの各機能をアイコン表示
インターフェイスの各機能は、アイコンで分かり易く表示してあります。
ハンドルねじで簡単に固定
ケースの上蓋は、手で締められるハンドルネジを採用。
上蓋の 取り付け・取り外しが簡単に行え、メンテナンス性を向上しました。
エアフローの強化により 前面吸気背面排気のデータセンター対応!
エアフロー、タイプF と タイプB (オプション選択)
お客様のラック冷却方式に合わせた自由なエアフローシステムを実現
前面吸気背面排気のスタンダードの タイプF と背面吸気前面排気の タイプB を組み合わせることで
お客様のラック冷却方式に合わせたエアフローシステムを作り出します。
1Uスペースに独立したサーバーを4台収納
コンパクト設計
奥行きが従来型1Uサーバーの約1/4のコンパクト設計シャーシ採用で、大幅な省スペース化を実現しています。従来の1Uサーバー1台分のスペースに本製品4台が設置可能ですので、ラックを効率的に使用することができます。
インターフェイス
ソフトウェア
Quad Beagle ZG+モデルは様々なOSに対応しております
■RedHat Enterprise Linux 6.4 Server x86_64 (注*2) (注*3)
■RedHat Enterprise Linux 6.3 Server x86_64 (注*2) (注*3)
■RedHat Enterprise Linux 6.2 Server x86_64 (注*2) (注*1)
■RedHat Enterprise Linux 6.1 Server x86_64 (注*2) (注*1)
■RedHat Enterprise Linux 6.0 Server x86_64 (注*2) (注*1)
■CentOS 6.4 x86_64 (注*2) (注*3)
■CentOS 6.3 x86_64 (注*2) (注*3)
■CentOS 6.2 x86_64 (注*2) (注*1)
■CentOS 6.1 x86_64 (注*2) (注*1)
■CentOS 6.0 x86_64 (注*2) (注*1)
■Windows Server 2008 R2 (注*1)
■Windows 7 64bit (注*1)
●メーカーサポートが無い無償版・オープンソースOSの導入・利用を行なったことによりお客様に損害が生じた場合には、弊社はその損害につき責任を負いかねます。
●弊社の窓口ではメーカーサポートが無い無償版・オープンソースOSに関する問合せ、その他のサポートはついては別途有償にて対応させていただく場合が御座いますのでご相談ください。
●ハードウェアの修理・保守に関しては、当該機種が正式にサポートしている商用OS環境での動作の範囲に限られます。
●ハードウェアとOSの仕様により一部の機能が対応していない場合も御座います。
(注*1) ドライバーインストールする必要があります。
(注*2) OSインストール後に「pcie_aspm=off」をカーネルパラメータに追記する必要があります。
(注*3) 各ドライバはお客様のほうで都度最新のものを適用されることをおすすめします。
製品仕様
Quad Beagle ZG+ | |
---|---|
チップセット | Intel® QM67 |
LAN | Intel® 82574L Gigabit LAN × 4 |
拡張ベイ | 内蔵2.5インチベイ × 3(内HDD × 1で使用済) ※ 1TB HDD の場合は最大2基までの搭載となります。 |
インターフェイス | シリアルポート(D-Sub9pin) × 1 アナログCRTポート(D-Sub15pin) × 1 USBポート × 2 LANポート × 4 IPMI専用ポート × 1 |
電源容量 | 220W (Nipron社製) 250W (Seasonic社製) |
平均電力消費量 | 30W(Intel®Core™ i5 プロセッサー 搭載時) |
重量 | 1 台構成時:約3kg 2 台構成時:約9.8kg ( ラックマウントキット含む) |
環境条件 | 温度10~35℃、湿度10~90%(但し結露しないこと) |
本体寸法 | ラックマウントキット :44.45(H)×441(W)×365(D)mm 1/4Uサーバー:42.4(H)×217(W)×365(D)mm ※1/4Uサーバーをラッキングする際は、付属のラックマウントキットが必要です。 |
環境負荷物質管理 | RoHS指令 準拠 |
付属品 | 電源ケーブル(国内AC100V仕様) |
Beagle enclosure
5Uスペースに最大20台マウントが可能
Quad Beagle ZG+ 専用エンクロージャー
お客様のニーズに合わせ、計画的にサーバーを増設することができます
(注*1) Quad Beagle ZG+、アプライアンスModel 200シリーズ 専用エンクロージャー
(Web Beagle Model 70/140、 Secure Beagle Model 30、VPN Beagle Center/Point Model 10、
Sentinel Beagle Model 10、Quad Beagle XG、Edge Beagle ZG 非対応)
Beagle enclosure 構成例
5Uスペースに「Quad Beagle ZG+」が最大20台搭載可能
42Uラック内では、最大160台の「Beagleシリーズ」が増設可能となります。(注*1)
ラック内のスペースを効率的に利用、省スペース・省電力化を進めることにより、お客さまのサーバー運用効率を高めることに貢献いたします。「Quad Beagle ZG+」は、Intel® Core™ i7/i5 プロセッサーを搭載し、電力消費量を徹底的に軽減、通常のブレードサーバーの半分以下の電力消費量を実現いたしました。 Beagle enclosure を用いることで「Quad Beagle ZG+」をブレードサーバーと同様にラック内に収容することができます。 ラックスペースの有効活用と電力消費量の削減が課題となっているデータセンターにおいては、コスト削減への最適なソリューションです。
弊社が提案するブレードサーバーの新しい形、不要な機能を省きお客様の必要とする機能をコンパクトにパッケージングしたことでコストが高い印象を持たれているブレードサーバーのコストを劇的に抑えることに成功しました。
(注*1) 物理的なスペースに対するBeagleシリーズの最大搭載量です。 ラック内で搭載・使用できる電源容量および総重量によって、最大搭載台数は変化します。
サーバー固定金具
エンクロージャーの背面側でもサーバーを固定できます。(エンクロージャー使用時のみ固定金具が付属します。)このような設計によって、安全に、安心してお使いいただけます。
製品仕様
Beagle enclosure | |
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重量 | Beagle enclosure 本体 8.4kg Quad Beagle ZG+ 10台搭載した場合の合計重量 38.4kg |
エンクロージャー 本体寸法 |
221(H)×440(W)×368(D)mm |