製品特徴
Sentinel Beagle とは?
Sentinel Beagleは、弊社独自開発の迷惑メールフィルタ機能を搭載する、 アプライアンスサーバーです。筐体は弊社オリジナルの1/4Uシャーシを採用しており、ラックを非常に効率よく使用する ことができます。 専用の管理インタフェイスを搭載していますので、セットアップや運用管理を全てWebブラウザから行う ことができます。 SentinelBeagleではインターネットより配送されてきたメールを段階的に判定し迷惑メール かどうかを判定しています。
迷惑メールフィルタリング
迷惑メールフィルタリングエンジンとしてtaRgrey(tarpitting + S25R + greylisting)を採用
Sentinel Beagleはインターネットより配送されてきたメールに対して最初に迷惑メールフィルタリング処理を実施します。エンジンには tarpitting、S25R、greylisting という3種の迷惑メール対策技術を組み合わせたtaRgreyを採用しています。具体的にはS25Rに該当する接続元からのメールに対しtarpittingによる応答遅延、またはgreylistingによる一時配送拒否を行います。このフィルタ処理により、大半の迷惑メールの配送を拒否します。
ウイルスチェック
ウイルスチェックエンジンとしてClamAVを採用
ウイルス定義ファイルは自動更新されるためメンテナンスフリー
ウイルスを含んだメールかどうかを判定します。ウイルスを含んだメールはメールサーバーに配送せずに、差出 元に返送するか破棄します。 Sentinel Beagleではウイルスデータベースは定期的に自動更新しますので管理者のメンテナンスを必要としません。常に最新のデータベースを用いてウイルスチェックを行います。
迷惑メールスコアリング
迷惑メールスコアリングエンジンとしてSpamAssassinを採用
スコアリング自動学習機能によりメンテナンスフリー
メールの本文とヘッダを解析し、迷惑メールによく見られる特徴がどの程度含まれているかのスコアリングを 行います。このスコアが基準値以上であれば迷惑メールとみなされます。迷惑メールと判定された場合、メールの件名に迷惑メールであることを示す文字列を付加してメールサーバー に配送するか、メールサーバーに配送せずに破棄します。 また、迷惑メールのスコアリング結果を学習していくため、運用を続けることでより精度の高いスコアリング判定を行うようになります。
ホワイト/ブラックリスト機能
ホワイト/ブラックリストに登録することで確実に通過/破棄
差出元アドレス、宛先アドレス、送信元IPアドレス単位で設定可能
ブラック/ホワイトリストは、特定の条件にあったメールに対して、指定した方法でメールを処理する機能です。 特定の条件とは「差出元メールアドレス/ 差出元IPアドレス 宛先メールアドレス」の3種類から設定可能です。 また、「許可/ タグ/ 拒否」を設定することができます。
「許可」を指定すると通常メールと判定されます。 「タグ」を指定すると迷惑メールと判定されます。 「拒否」を指定すると対象メールを受け付けません。
保守性
設定情報・学習情報のバックアップリストア機能 ・ファームウェアアップデート機能
Webブラウザベースの専用管理インターフェイス
Sentinel Beagle 専用の管理インターフェイスを搭載しており、セットアップから運用管理まですべてWebブラウザーから設定することができます。表示は、すべて日本語となっており、Sentinel Beagleをはじめて導入される方でも分かりやすい表示になっています。マニュアルや管理画面上のヘルプメッセージも日本語表示となっています。
既存のネットワークを変更せず導入可能
Sentinel Beagleの設置、設定後、DNSのMXレコードをSentinel Beagleに変更することで実施できます。 既存のネットワーク機器の設定を変更することなく容易に導入することができます。
製品機能
弊社オリジナルの1/4Uシャーシを採用
1/4Uサイズのコンパクトな弊社オリジナルシャーシを採用。通常1Uサーバー1台分のスペースに本製品4台が設置可能なため、ラックを非常に効率よく使用することができます。
アプライアンスのシステムには信頼性の高い Intel® SSD(ソリッドステートドラ イブ)を採用
Intel® SSDは、高品質のNAND 型フラッシュメモリーを採用しています。
ハードディスク・ドライブをしのぐ高性能で抜群の性能を発揮するように設計されておりさらに信頼性と低消費電力を実現しています。
遠隔でサーバーのハードウェアを監視・管理できる IPMI を標準搭載
IPMI専用 Ethernet ポートを用いてサーバーに直接アクセスすることができます。
IPMIチップは、独立したプロセッサーであり、サーバーが停止状態でも動作します。
また、サーバーの各デバイスの監視やリモートコントロール機能を使用し遠隔から再起動などの電源管理を行うことができます。
KVM Over LAN
BIOS設定およびオペレーティングシステムのコンソール情報に対するリモートアクセスを提供します。
Virtual Media Over LAN
遠隔のローカルPCに接続している光学デバイス(CD-ROM or DVD-ROMデバイス)からオペレーティングシステムをインストールすることができます。
Webブラウザー管理
管理方法は遠隔からWebブラウザーのIPMI管理アプリケーションを利用しサーバーを管理操作することができます。
インターフェイス
※ LAN 2、LAN 3、LAN 4 は、使用しません。
サービス
サーバーモニタリングサービス
国内初!サーバーを買うとリモート監視メニューが選べる! オンプレミスでもホスティングの快適サポートを実現
製品仕様
スパムフィルタ Sentinel Beagle Model 200 | ||
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ネットワークインターフェイス | 1000BASE-T(4ポート)(注*1) | |
機能 | 迷惑メールフィルタリング ウイルスチェック 迷惑メールスコアリング |
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メールドメイン最大登録数 | 50 | |
同時メール処理数 | 100 | |
使用電源 | AC100V(50/60Hz) | |
平均電力消費量 | 30W | |
寸法 | 単体 :42.4(H)×217(W)×365(D)mm ラックマウントキット :44.45(H)×441(W)×365(D)mm ※1/4Uサーバーをラッキングする際は、付属のラックマウントキットが必要です。 |
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重量 | 単体 :約3kg、ラックマウントキット :約3.8kg | |
付属品 | 電源ケーブル(国内AC100V仕様)、Sentinel Beagle専用ラックマウントキット Sentinel Beagle操作マニュアル |
(注*1 ) LAN 2、LAN 3、LAN 4 は、使用しません。
5Uスペースに最大20台マウントが可能
Quad Beagle ZG+ 専用エンクロージャー
お客様のニーズに合わせ、計画的にサーバーを増設することができます
(注*1) Quad Beagle ZG+、アプライアンスModel 200シリーズ 専用エンクロージャー
(Web Beagle Model 70/140、 Secure Beagle Model 30、VPN Beagle Center/Point Model 10、
Sentinel Beagle Model 10、Quad Beagle XG、Edge Beagle ZG 非対応)
Beagle enclosure 構成例
5Uスペースに「Secure Beagle」が最大20台搭載可能
42Uラック内では、最大160台の「Beagleシリーズ」が増設可能となります。(注*1)
ラック内のスペースを効率的に利用、省スペース・省電力化を進めることにより、お客さまのサーバー運用効率を高めることに貢献いたします。「Sentinel Beagle」は、Intel® Core™ i7/i5 プロセッサーを搭載し、電力消費量を徹底的に軽減、通常のブレードサーバーの半分以下の電力消費量を実現いたしました。 Beagle enclosure を用いることで「Sentinel Beagle」をブレードサーバーと同様にラック内に収容することができます。 ラックスペースの有効活用と電力消費量の削減が課題となっているデータセンターにおいては、コスト削減への最適なソリューションです。
弊社が提案するブレードサーバーの新しい形、不要な機能を省きお客様の必要とする機能をコンパクトにパッケージングしたことでコストが高い印象を持たれているブレードサーバーのコストを劇的に抑えることに成功しました。
(注*1) 物理的なスペースに対するBeagleシリーズの最大搭載量です。 ラック内で搭載・使用できる電源容量および総重量によって、最大搭載台数は変化します。
サーバー固定金具
製品仕様
Beagle enclosure | |
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重量 | Beagle enclosure 本体 8.4kg Quad Beagle ZG+ 10台搭載した場合の合計重量 38.4kg |
エンクロージャー 本体寸法 |
221(H)×440(W)×368(D)mm |