第1章 Web Beagle とは

1. はじめに

このたびは株式会社エーティーワークスのWeb Beagle をお買い上げいただき、誠にありがとうございます。

Web Beagle は、オープンソースソフトウェアを使用した弊社が独自にカスタマイズしたロードバランサを搭載する、アプライアンスサーバです。 筐体は弊社オリジナルの1/4U シャーシを採用しており、ラックを非常に効率よく使用することができます。 専用の管理インターフェイスを搭載していますので、セットアップや運用管理を全てWeb ブラウザから行うことができます。

本書をよくお読みいただき、本製品の機能や使用方法を十分理解したうえで、本製品をご使用になってください。

2. 商標について

Linux は、Linus Torvalds の米国およびその他の国における登録商標あるいは商標です。

Microsoft、Windows は、米国Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標です。

その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
なお、本文中では、®、™ マークは明記しておりません。

3. Web Beagle の特徴

  • 省スペース
    • ラックを非常に有効に利用できる弊社オリジナルの1/4U シャーシを採用。
  • Web Beagle 機能
    • L4負荷分散エンジンにオープンソースソフトウェアLinux Virtual Server(LVS)を採用
      • 以下の負荷分散方式をサポート
        • ラウンドロビン
        • 重み付けラウンドロビン
        • 最小コネクション
        • 重み付け最小コネクション
        • ソースハッシング
        • 最速応答時間
      • 負荷分散するトランスポートプロトコルをTCP、UDPから選択可能
      • 接続元IP アドレスによるセッション維持
      • 仮想IPのアクセス制限機能(ブラックリスト方式、ホワイトリスト方式)
      • 死活監視機能 (TCP / HTTP / HTTPS / MySQL / SMTP(S) / POP3(S) / IMAP(S) , ping / DNS)※ping / DNS はUDP上の通信を負荷分散時に選択可能
    • L7負荷分散エンジンにオープンソースソフトウェアHAProxyを採用
      • 以下の負荷分散方式をサポート
        • ラウンドロビン
        • 重み付けラウンドロビン
        • 最大接続数以下同一サーバー
        • ソースハッシング
        • URIハッシング
      • SSLオフロード機能
        • ノードサーバのSSL証明書のインストールが不要に
        • ノードサーバの負担減
      • 以下のセッション維持方式をサポート
        • 接続元IP アドレス
        • cookie
          • スマートフォンでもセッション維持ができるように
        • SSLセッションID
      • 仮想IPのアクセス制限機能(ブラックリスト方式、ホワイトリスト方式)
      • 死活監視機能(TCP / HTTP / HTTPS)
    • 様々なネットワーク構成に対応
      • Model 500, 600… DSR 型、NAT 型、透過型
      • Model 400… DSR 型のみ
    • 待機サーバ機能
      • バックアップサーバとしての利用
      • ソーリーサーバとしての利用
  • 運用管理
    • Web ブラウザから操作できる専用管理インターフェースを搭載
    • 本製品の状態や死活監視の異常を即座に管理者にメール通知
    • SNMP エージェントとしてSNMP マネージャから管理可能
      • 負荷分散の拡張MIB取得をサポート
    • Web Beagle に蓄積された各種ログデータをグラフィカルに可視化
    • 管理画面よりWeb Beagle のログを一覧形式で確認可能
    • 外部Syslogサーバにログ転送可
  • 保守性
    • 設定情報のバックアップリストア機能
    • ファームウェアアップデート機能
    • 旧モデルバックアップファイルからの設定情報リストア機能
  • 信頼性
    • 本製品2 台にて冗長化構成に対応(アクティブ-スタンバイ構成)
    • ボンディングによるネットワークポートの冗長化(Model 600 のみ)
      • ネットワークポート故障時でも通信断が発生しない

4. 本文中に使用される記号について

本書では、本文中に以下の記号を使用しております。

  • 注意
    装置の取り扱いや設定手順において守らなければならない事項や注意が必要な事項を記しています。
  • ポイント
    装置の取り扱いや設定手順において知っておくと便利な点を記述しています。
  • 参照
    装関連する項目やページを記述しています。

5. ハードウェアの取り扱いについて

Model 400, 500 フロントパネルの説明

図1-1 フロントパネル
図1-1 フロントパネル

  • 電源スイッチ
    押下すると電源が投入されます。
  • リセットスイッチ
    押下するとリセットされます。
  • COM ポート
    シリアルポートです。
  • VGA 端子
    コンソールを接続する場合、モニタを接続します。
  • USB3.0
    USB3.0 ポートです。
  • ネットワークポート
    • DSR モード
      ポート1 を使用します。
    • NAT モード(Model 500)
      WAN 側のネットワークにポート1 を接続します。
      LAN 側のネットワークにポート2 を接続します。
    • 透過型モード(Model 500)
      外側のネットワークにポート1 を接続します。
      内側のネットワークにポート2 を接続します。
  • アクセスランプ
    アクセスランプです。
  • 電源ランプ
    電源ランプです。 【緑点灯】電源ON【消灯】電源OFF
  • 電源接続口
    付属の電源ケーブルを接続します。

IPMI は使用しません。


Model 600 フロントパネルの説明

図1-2 フロントパネル
図1-2 フロントパネル

  • 電源スイッチ
    押下すると電源が投入されます。
  • リセットスイッチ
    押下するとリセットされます。
  • COM ポート
    シリアルポートです。
  • VGA 端子
    コンソールを接続する場合、モニタを接続します。
  • USB3.0
    USB3.0 ポートです。
  • ネットワークポート
    • DSR モード
      ポート1, ポート3 を使用します。Bonding OFF 時はポート3 のみ使用します。
    • NAT モード
      WAN 側のネットワークにポート1, ポート3 を接続します。Bonding OFF 時はポート3 のみ使用します。
      LAN 側のネットワークにポート2, ポート4 を接続します。Bonding OFF 時はポート4 のみ使用します。
    • 透過型モード
      外側のネットワークにポート1, ポート3 を接続します。Bonding OFF 時はポート3 のみ使用します。
      内側のネットワークにポート2, ポート4 を接続します。Bonding OFF 時はポート4 のみ使用します。
  • アクセスランプ
    アクセスランプです。
  • 電源ランプ
    電源ランプです。 【緑点灯】電源ON【消灯】電源OFF
  • 電源接続口
    付属の電源ケーブルを接続します。

ポート3, ポート4について
ポート3 : 上図「Bonding用ポート」内の正面から見て左側ポート
ポート4 : 上図「Bonding用ポート」内の正面から見て右側ポート

IPMI は使用しません。

6. ハードウェア取り扱う上での注意事項

お客様や他の方への危害や損害を未然に防ぎ、本製品を安全にご使用いただくために必ずお守りいただきたい事項を記載しました。 安全にご使用いただくために必ずお読みになり、内容をよく理解された上でご使用ください。


警告及び注意

  • 付属品の電源コードを使用する
    付属品の電源コードを使用して下さい。
    付属品の電源コードは他製品で使用しないで下さい。
    付属品の電源コードはAC100V 専用です。AC100V で使用して下さい。
  • 表示された電源電圧で使用する
    表示された電源電圧以外では使用しないでください。火災や感電の原因になります。
  • もし異常が起こったら
    本機から煙が出たり、変なにおいや音がしたら、直ちに安全にスイッチを切りコンセントからプラグを抜いてください。そのまま使用すると、火災や感電の原因となります。
    (修理につきましては弊社にお問い合わせください)
  • 濡れた手で本製品を触らないでください。また、濡れた手で電源プラグの抜き差しはしないでください
    本体及び周辺機器の電源プラグが入っているときに濡れた手で触れると、感電や故障の原因となります。
    また、電源プラグが接続されていなくても故障の原因となります。
    濡れた手で電源プラグの抜き差しをすると、感電をする恐れがありますので、必ず乾いた手で抜き差ししてください。
  • 電源コードやプラグを破損させないでください
    無理に曲げて設置したりすると、電源コードやプラグが破損し、火災や感電につながります。
  • 電源プラグは確実に差し込んでください
    電源プラグを確実に差し込まないと、接触不良により火災や感電につながりますので、必ず根元まで確実に差し込んでください。また、定期的にプラグの状態を確認してください。
  • 電源コードのアース線は確実に配線してください
  • 雷が鳴っている時は、電源プラグに触れないでください
    落雷時に感電する恐れがあります。
  • 電源プラグは定期的に埃などを取り除いてください
    電源プラグに埃がついたまま使用しますと、ショートや絶縁不良となり、火災や感電の原因となります。
    埃を取り除く際は、プラグを抜き、乾いた布で拭き取ってください。
  • 本体内部に、液体や異物を入れないでください
    本体内に液体や異物が入った状態で使用すると、火災や感電、故障につながる恐れがあります。液体や異物が内部に入った場合は、直ちに安全にスイッチを切り、コンセントからプラグを抜いてください。
    (修理につきましては弊社にお問い合わせください)
  • 高電圧機器の周辺で作業する場合、または高電圧機器を取り扱う場合は必ず2 人以上で作業してください
    高電圧機器の周辺で作業する場合や、高電圧機器を取り扱う場合は、万一の場合にそなえ、必ず作業者以外に主電源を切断することができるように人員を配置してください。
    また、予めブレーカーなどの主電源スイッチの場所を確認してください。
  • 水分や湿気の多い場所でのご使用はお避けください
    火災や感電、故障の原因となります。
  • 本体通気孔をふさがないでください
    本体通気孔をふさいだ状態で使用すると、本体内部の温度が上がり、故障ややけどの原因となります。
  • 動作中のファンには指や異物を入れないでください
    けがや故障の原因になります。
  • 本機の上に物をのせないでください。また、本機の上に乗らないでください
    落下して怪我をしたり、本機が破損する恐れがあります。本機の上に重量物を置くと、ケースが変形し、内部の機器が破損し、火災や感電の原因となる恐れがあります。
  • 本製品を次のような場所に設置しないでください
    • 許容動作環境以外の場所
    • 振動が発生する場所
    • 平坦でない場所
    • 強い磁界が発生する場所
    • 直射日光が当たる場所
    • 火気の近く、または高温になる場所
    • 漏電や漏水の恐れのある場所(故障や感電の恐れがあります)
    • 不安定な場所
  • 本製品を落としたり、強い衝撃を与えないでください
    本製品は精密機械ですので、衝撃を与えないように慎重に取り扱ってください。強い衝撃を与えると故障の原因となります。
  • 本機を移動する際はコード類を取り外してください
    コードが破損し、火災や感電につながる恐れがありますので、必ずすべての接続をはずしてから移動してください。
  • 静電気による破損を防ぐ為、以下のことをお守りください
    静電気によって、本製品が破損したり、データの損失、破損を引き起こす恐れがあります。
    • 本製品に触れる前に、必ず身近な金属に触れ、身体の静電気を取り除いてください。
    • メモリやその他部品の端子部分に手を触れないでください。
  • 本製品を分解、修理、改造しないでください
    火災・感電・故障のおそれがあります (保証の対象外となります)