株式会社エーティーワークスは低消費電力サーバーをはじめ、1/4Uサーバー、1Uサーバー、アプライアンスまで充実した品揃で製品を販売しております。

Vol14.株式会社ポリゴン・ピクチュアズ様

株式会社ポリゴン・ピクチュアズ様

並列処理が必要なレンダリングのサーバー群に採用!
柔軟なカスタムが魅力のハイパフォーマンス1Uサーバー「Stingray WX」

 日本におけるCG制作のパイオニアとして、映画やTVシリーズなどの映像制作を手掛けているデジタ ルアニメーションスタジオ、株式会社ポリゴン・ピクチュアズ。デジタルコンテンツの企画・制作、TVCM、展示会映像、キャラクターの開発・ライセンス管理など、CG制作のノウハウを駆使して多方面に事業を展開している。そんな同社のビジネス基盤となるCG制作にはレンダリングと呼ばれる重要な工程があるが、このレンダリング処理のためのサーバーに株式会社エーティーワークス(以下ATW)が提供するハイパフォーマンス1Uサーバー「Stingray WX」が採用されている。

ビジネスの拡大にあわせてサーバー処理能力の拡充が急務に

 1983年にCG制作を事業の中核に据えて誕生した同社は、業界内でも老舗のCG制作会社として位置付けられ、現在は300人を超える従業員が働くクリエイター集団として業界を強力に牽引している。特に、日本国内のみならずグローバルな市場を見据えてビジネスを展開しており、海外でシリーズ化されているテレビ番組の制作を請け負うなど世界的なコンテンツプロバイダとして注目を集めている。最近では、米国を中心に世界中で放映されている全編フル3DCGアニメーションのシリーズ最新作「トランスフォーマー プライム」の制作を手掛けるなど、海外企業に負けない高い技術力とクリエイティブ力を武器にビジネスを拡大させている。

そんな同社が手掛けるCG制作の現場では、多くの制作プロジェクトが進行しており、様々な領域のクリエイター達が日夜作業に没頭している。その制作過程の1つに、素材となるキャラクターや背景などをアニメーションと組み合わせ、それらを一つの映像に組み込むレンダリング処理があるが、この処理を行うためには計算処理用のサーバーが必要不可欠となる。このレンダリング処理用のサーバー能力を高めることが急務だったとテクノロジー部の導入担当者は当時を振り返る。「海外を中心に案件が順調に獲得できたことで、制作業務も右肩上がりに増えています。そのため、レンダリング処理に必要なサーバー環境を拡充する必要に迫られていました。」

柔軟にカスタムできる環境が魅力!安定した実績と省スペース設計が導入を後押し

Stingray WX
Stingray WX

 大量のジョブに従って計算を行うレンダリング処理では、同じ構成のサーバーを複数並べて並列処理できる環境を構築するのが一般的だ。そのためには、サーバー1台ずつのスペックはもとより、消費電力を抑えながらコストパフォーマンスに優れたサーバーを数多く揃える必要がある。「基本的には計算処理に特化したサーバーのため、重視するのはCPUとメモリです。それ以外の環境にはあまりコストを割かないよう、柔軟にカスタマイズできるサーバーが必要でした。一般的な業務アプリケーションに利用することを想定した汎用的なサーバーでは、コスト的に合わないのが実情です。」

また、案件の受注状況によっては突発的に処理能力を拡張しなければいけない場面もあり、調達に関するリスクヘッジを考えた上でも、複数ベンダとの取引は欠かせないと判断。そこで、様々な製品を候補として選びだし、展示会にも足を運んだという。その過程で同社の目に留まったのがATWのStingray WXだった。「赤い筐体が印象的で、以前からホスティングサービスなどに使われているなど、安定した実績は高く評価していました。また、省スペースな設計はもちろん、我々が求めている最適なスペックがカスタムで具現化できることがわかり、ぜひ使ってみたいと考えたのです。」

導入コストも同社が希望した予算内に収まったことで、ATWのStingray WX導入が決定することに。これにより、レンダリング処理を支えてきた70台の既存サーバーと合わせて、Stingray WXが同社のレンダリング処理基盤の一翼を担うことになった。

1Uサイズに独立した2台のサーバーが稼働!メンテナンス性能の高さを実感

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 現在は、CPUにXeonのローボルテージ版を採用し、12GBメモリを搭載したStingray WXが40台導入されており、レンダリングのジョブを円滑に処理すべく24時間365日稼働し続けている状況だ。レンダリング処理の環境について導入担当者は「長時間計算処理を行うため、ハードウェアの品質は重視しています。ただ、クリティカルな環境というよりは、サーバーがダウンした場合は別のサーバーにジョブを割り振って計算を継続するような設計です。冗長化にコストを割くよりはサーバーを増やすことを優先しています。」とその特徴を語る。

2011年8月に導入したStingray WXだが、これまで一度も障害が発生しておらず、サーバーの品質に満足していると現場からも評価されている。「多くのサーバーを稼働させるためには、パフォーマンスとコストのバランスが大切です。低消費電力でありながら最適なパフォーマンスが発揮できる環境が整ったことに満足しています。また、安定して稼働し続けているという品質の高さについても評価できるポイントです。」

1Uサイズに独立した2台のサーバーを搭載できる面も、他社には見られないユニークな特徴として評価されているポイントだ。「実は、以前導入したレンダリング用のサーバーも1Uサイズで2ノードを稼働させることが可能です。ただ、障害ポイントになりやすい電源ユニットを共用せざるを得ず、万一の故障の際には2台分が同時に使えなくなることになります。その点、ATWではそれぞれ筐体が独立しており、障害発生時にもサーバー資源を有効活用することが可能です。」アナログ的な効果としては、筐体がハーフサイズとなっていることでラッキング作業が容易となり、メンテナンスも柔軟に行える点をポイントに挙げている。

さらに、以前購入したサーバーは海外のカスタム製品だったこともあり、発注はメールによって行われ、直接担当者と顔を合わせる機会がなかったと導入担当者。「購入する立場としては、直接向き合って交渉できることは大きい。必要があればすぐにお会いして交渉することができます。対応面でも非常に好印象でした。」製品の分納など同社のスケジュールに合わせて柔軟に対応してくれることにも満足しているという。

さらなるサーバー性能の増強とレンダリング以外の用途にも

 今後については「現在も数多くのプロジェクトが進行しており、すでに継続が決定したシリーズ案件もあります。レンダリング処理は制作過程の後半部分に集中してくることが多く、すでに来年の初頭には増強しなければいけない状況が見えているのが実情です。さらなる性能向上に向けてサーバーを導入したいと考えています。」と語る。案件ありきで突発的にサーバー増強が必要になることも多く、直接交渉できるATWを選択肢の1つとして今後も利用していきたいという。

また、ディレクトリサーバーや業務進行を管理するDBサーバーなど、レンダリング用途以外のサーバーの更新に合わせて、ATWを有力な選択肢として検討したいと今後の展望を語っていただいた。

サーバー

株式会社ポリゴン・ピクチュアズ

株式会社ポリゴン・ピクチュアズ

所在地
東京都港区南麻布3-20-1
代表者
代表取締役社長 塩田 周三
事業内容
デジタルコンテンツの企画・制作、映画、TV番組、TVCM、展示会映像、ホームページ等の企画・ 制作、キャラクターの開発・ライセンス管理などを手掛けており、グローバルな市場でビジネスを展開している。
URL
http://www.ppi.co.jp

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